リネンについて

「麻」は、植物の茎からつくられる繊維のこと

リネンは20種類ほどの麻の中でも「亜麻(あま)」と呼ばれる種類でヨーロッパ北部の寒冷地で栽培される1年草「フラックス」と呼ばれる植物の繊維から作られます。
刈り取ったフラックスを水につけて繊維だけを取り出し、糸に紡ぎリネン生地となります。
古代エジプトにおいては、神聖な布として神事にも使われました。
リネンは、「麻」の中でも最も肌触りが良く、丈夫で美しい布としてヨーロッパで古くより大切に受け継がれてきました。

呼吸する繊維 リネン

ヨーロッパで長く愛され続けてきたリネン。
その昔、綿が日本に伝わるまでは、日本も麻布を纏う麻文化の国でした。
リネンハウス株式会社では、日本の暮らしに心地よい素材として、リネン製品をご紹介します。

「リネン」は大変実用性の高いものです。普段の生活の中に取り入れると大変便利です。

リネンは、コットンに上回る吸水性・放湿性・速乾性・耐久性があり、吸い取った汗が繊維にこもることなく、蒸れずに発散され素肌の快適性が保たれます。
呼吸する繊維「リネン」はまさに天然の機能素材です。
使い込むほどにしなやかになり、美しい光沢と肌触りの良さから高級な衣類やベッドリネンに長く愛用されてきました。

リネン製品のお手入れ

「リネン」は、繊維を覆うペクチンの働きにより、汚れが繊維に染み込みにくく、汚れも比較的落ちやすいという特性があります。このペクチンは、漂白剤を使うとはがれてしまうため、なるべく中性洗剤でお早めの洗濯をおすすめします。
リネンは、しわになりやすく、アイロンをかけないといけない、と思われがちですが、お洗濯の後はすぐにしわを伸ばして干しておくと、生地の重みでしわが伸びてくれますので、とくにアイロンの必要はありません。
また、しわの気になる部分を霧吹きなどで少し水をかけてあげると、意外な程にしわが伸び、水分も自然乾燥で乾いてくれます。